サンプルデータベースを用意してアタッチする
課題
クエリのテストや学んだことを試したい時、サンプルデータベースがあるとすぐに試すことができて便利だと思う。
嬉しいことにMicrosoftはAdventureWorksというサンプルデータベースを用意してくれている。
これからの勉強のための準備として、今回はこのサンプルデータベースを用意してアタッチする。
実行
環境はSQL Server 2008 R2 Express + Management Studio。 今更2008R2、といった感じなので2012にしたい。
実行手順としては
- サンプルデータベースをダウンロード&解凍
- mdf, ldfファイルを任意の場所に移動
- Management Studioを使ってmdfファイルをアタッチ
- アクセスできるか確認
サンプルデータベースのダウンロードと解凍
以下のページからAdventureWorksデータベースをダウンロードできる。
msftdbprodsamples.codeplex.com
ダウンロードファイルはzip形式なので解凍する。
mdf, ldfファイルを任意の場所に移動
zipファイルを解凍するとmdfファイルとldfファイルの2つが入っているので、これらを任意の場所に移動する。 解凍場所のままでいいなら移動しなくても良い。けれど、データファイルやログファイルはちゃんと保管場所を決めておいた方が絶対に後々の自分の為だと思う。
因みに自分は
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL10_50.SQLEXPRESS\MSSQL\DATA
の下に置いた。
Management Studioを使ってmdfファイルをアタッチ
- Management Studioを起動し接続したら[データベース]を右クリックして[アタッチ...]を選択する。
- [アタッチ...]を選択するとダイアログが表示される。そのダイアログ中央あたりにある[追加...]をクリックして、zipファイルを解答し移動させたmdfファイルを選択する。
下図はmdfファイルを選択した後のダイアログ画面。
最後にOKボタンをクリック。
アクセスできるか確認
1つ前までの作業でAdventureWorksサンプルデータベースは使えるようになったはずなので、実際にアクセスできるか試してみる。
下図はEmployeeテーブルの上位1000件を表示してみた例。ちゃんとアクセスできているようだ。
評価
たくさんのテーブルが入ったサンプルデータベースをアタッチしたことで、クエリを試す環境が簡単に作れる。 ただし、各テーブルがどのようなデータを扱っているかまでは把握していない。試したいクエリ(案)があるときにテーブルを覗いていく。
他にもNorthWindサンプルデータベースやPubsサンプルデータベースがあるようだ。AdventureWorksサンプルデータベースで物足りなかったら覗いてみよう。