org-password-managerでユーザとパスワードを管理する
目標
ユーザ名とパスワードの管理ツールを導入する。
動機
ユーザ名とパスワードが覚えきれなくなったため。
課題
Emacsのorg-modeを使用したユーザ・パスワード管理ツールであるorg-password-managerを見つけたので、これをインストールし使用する。
取組
環境
- Windows 7 Professional 64bit
- Emacs 24.3
- org-password-manager.el Verstion.20160229
- org-mode.el Version.20150729.1515
- s.el Version.1.9.0
- GnuPG 2.0.29 (GPG4win 2.3.0でインストール; GPG4winはGnuPGのwindowsバイナリインストーラ)
作業
- GnuPGのインストール
- GPG4winを使ってインストールした.
- GnuPG以外にもいろいろ付いているけれど、暗号/復号しかしないならそんなにいろいろ要らないかも.
- Gitにgpg.exeがあるからそれでも良いらしい.
- org-mode.elとs.elのインストール
- org-password-manager.elがこれら2つに依存してる
- これらをいれないとorg-password-manager.elがインストール出来ない.
- init.elで設定
- password.org.gpgファイルを作成
結果
M-x org-password-manager-get-username M-x org-password-manager-get-password
で、org.gpgファイル上以外からでもユーザやパスワードをクリップボードにコピー可能.
但し、クリップボードにコピーした内容は30秒立つと消える(カスタマイズ可能).
パスワード生成も出来るようだが、今回は対応していない。
感想
ユーザやパスワードを暗号化しつつ管理できるのは嬉しい。
呼び出し方が長いのでちょっと面倒。 あと、管理ファイルを編集して保存するたびにパスフレーズを要求されるのが少しうるさい。
Emacsに拘らなければ1PasswordとかLastPassとかKeePassとか他ツールもあるので、それらを検討してもよいかもしれない。